アニメーションダンスとは?

アニメーションダンスは『不思議な動きを体で魅せる』超人的なダンスジャンルです。

ポップダンス(POPPIN)の中のダンススタイル(筋肉を弾いて踊るダンス)の一種で、ダンサーがスローモーションで動いたりと、昔のアニメのコマ送りの映像の動きを観て発展したダンスとも言われています。

わかりやすく言うと「ロボットダンス」と表現されることも多いのですが、ウェーブ、スネーク(コブラ)、スローモーション、ヒット、ヴァイブレーション、ウォークなどの技を駆使して人間離れした不思議な動きを究極のアイソレーションで表現しています。 

HIPHOPなどに比べて動きが細かく緻密だったり、常人には理解しかねる動きをしていて、ダンスに詳しくてもそうでなくても、ひと目見ても『すごい!』と感じる方が多く、見ているだけでも楽しめるジャンルです。


アニメーションダンスの歴史

1984年公開の映画「ブレイクダンス」(Breakin')の中で、ブガルー・シュリンプ(Boogaloo Shrinmp)がほうきを使ったソロパフォーマンスをするシーンがきっかけだと言われています。  作中、ほうきで掃除をする仕草をモチーフに、アニメーションダンス特有の動きを取り入れた''流れるように動くロボット"を披露しますが、この「ブレイクダンス」に出演していたブガルー・シュリンプと、レジェンドのポッピン・タコの2人の

アニメーションの表現に注目し自分の表現に取り入れたのがあのマイケル・ジャクソンです。

マイケル・ジャクソンの功績

マイケル・ジャクソンがアニメーションダンスの歴史の文脈で残した最大の功績は、アニメーションダンスを地球規模で広めた事です。

Human NatureBillie JeanStranger In Moscowなど、マイケル・ジャクソンが自身のここぞという見せ場で披露していたアニメーションダンスは、現代の感覚で当時の映像を見ても心にぐっと迫って来る凄みを感じます。